リバーサイド カフェ スパルタン

大人になれないおっさんの黙示録

EP31 下町ガール サンダーボルト編

緊急事態宣言の少し前にティンダーで1人の女の子とマッチした。

この話は外出自粛に耐えきれなかった恋愛市場でもがき苦しむ男の哀しき物語である。

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マッチからの〜

仕事終わりにティンダーを開く。女の子とマッチしていた。

「はあ、またこれか。」

ティンダーでは12時間で60回もライクが送れる。24時間で120回だ。

120回もライクを送ればイヤでもこうなる。

俺、こんな人にライクしてたんだと!

しかも今回はスーパーライクだ(1日1回送れる必殺技のライク)スーパーライクを送った相手も覚えていない程俺の心は荒んでいた。

 

だが、男の人生は何もしなければ何も起こらない。どんだけ叩きのめされても前に進むしかないのだ!!

てなわけで一応ギャグメッセージを送る。

 

いきなり俺のボケがウケる奇跡が起こる。

10往復くらいラリーが続く。レスポンスが早い。俺は何度も経験してきた。この流れを潰すと終わることを。

 

 

 

サラッと電話をする流れを作りLINEを交換。その日は1時間程電話をした。

 

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人見知りとかいう女で人見知りのやつなんて見たことがない。

 

 

 

電話2回目

GWにアポを入れる。

コロナがどうのこうの言ってくるのは想定内。ここでアポれないなら損切りだと思ってたがOKだったのは嬉しい。

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ちなみに酒も飲んでたので3時間電話した。

 

電話3回目

ゾフィー「明後日の夜空いてる?」

下町ガール「その日は曖昧な予定が入ってる。でもその人と月曜も会ったんだ」

ゾフィー「は?じゃあ良いじゃん!俺のために時間空けろよ!!」

下町ガール「えー、うん、いいよ」

前の電話で既に気が付いてた。この子は誘われた時に一度形式グダを言うが押せば行けることを。

 

 

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彼女はビック・シールド・ガードナー系女子。

奥手な読者もとりあえず二回押してみようね!

 

 

カッコいいぞゾフィー!!

これこそみんなが好きな自信満々 強気のゾフィーだ!!

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ちなみにシラフで4時間電話した。

 

 

 

 

アポ当日

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俺はバイクで下町ガールの住む浅草に行くことになっていた。ドン引きすると思うが、この時点で何をするか決めてなかった。どうせ店もやってないので、バイク乗るか散歩するか。まあどっちかでいいや!そんなノリだった。

そしてそんな軽いノリに神もブチギレたのか、天気は雨だった。

 

 

神はいつも俺に試練を与えやがる…

 

 

浅草到着

まあ、雨降ってるしとりあえず散歩しようってことにした。

 

そして初対面!

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素直な感想は写真よりかわいいと思った。

ぱんぱんなカバン、毛先が傷んだ髪、メイク、香水、主張の強いネイル、年齢に合わないカジュアルな服、ピアスの個数…

即系っぽいな。(当日お持ち帰り出来る女の特徴のこと)

 

 

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こんなに人が居ない浅草は初めてだ。人類が滅亡した世界に思える。

 

 

雨も止み、浅草を散歩していた。外出自粛ってことで人がいない。そして店もやっていない。歩くのも疲れたし、コンビニに寄ってから川沿いでお喋り。

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ゾフィー「ねえ、聞くのが怖いんだけど、こんなノープランなデートしたことある?」

下町ガール「いや、こんなテキトーなのは初めてだよ川沿いでお喋りなんて高校以来だもん」

ゾフィー「いや、まあ、でしょうね!」

この日はさすがに申し訳なさ過ぎてコンビニ代を出そうとしたけど断られ、自分のコンビニ代たったの1000円しか使わなかった。

今まで店を予約し、奢って、次のデートもないことなんてザラだったのに…

 

 

 

 

ゾフィー「明日は別な男と飲みなんだっけ?」

下町ガール「そのはずだったんだけど、ワケあってなしになったんだ」

ゾフィー「へえ、じゃあ明日も会えるじゃん!バイクでどっか行こう」

下町ガール「うーんどうしようかなあ」

 

 

サラッとグダを崩して次の日のアポをゲット!家まで送り解散する。

 

表情、体の距離、会話の内容、明日の予定がなくなったのを教えてくれるあたり、まあまあ好感触だ!!

 

翌日バイクデート

 

下町ガールの身長は153㎝推定体重40〜45キロの小柄の細身。そこそこ運転が上手い俺が気を遣って走っても、アクセル、ブレーキのタイミングでバランスを崩す。

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危ないのでこの画像のような抱き付いた感じに走ることに。実際は画像よりもハードに抱きつくような感じになる。

 

 

 

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全集中・エロの呼吸 捌壱(パイ)ノ型 限界感度!!

 

こうして俺は背中に触れるかどうかを通り越して、ガッツリおっぱいがくっ付く、密いや蜜のような時間を背中に全神経を集中して楽しんでいた。

ゾフィー「蜜です、蜜です!蜜でスゥ〜ウウ〜ッッ!!」

そう前半までは…

 

 

下町ガール「全体重預けてるけど重くない?」

ゾフィー「いやあ、空気よ空気!何も感じねーわ!」

 

ゾフィー(うう、ち●ちんが痛い…肩も胸も腰も全部痛い…もう心が折れそう。)

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単純な話、40キロ近いリュックを背負った状態で、肉体的負担の大きいSS(スーパースポーツ)の運転。やれば分かる。本当にキツいのだ。 

 

頑張れゾフィー!頑張れ!!日々の鍛錬を思い出せ!俺を応援している仲間を思い出せ!!これしきのことで俺の魂の炎は消えやしない!!

 

そう俺は何のために日々身体を鍛えているのだ。女の子にモテるためだ!!自分自身を奮い立たせる。

 

お台場到着

 

瀕死になりながらもお台場に到着。

やっぱ人もいないし店もやってない。

ファミレスで飯を食って夕方。

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時間に余裕があるらしく、帰るのもつまらないので東京タワーを見に行く。

 

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芝公園

ここまでほとんどテキトーに話したり行動していた。それがまあ上手いことに余裕感を出していたようだ。

ただ友達枠で終わらないよう言葉選びをしていた。

もう少し仕掛けるため二人でツーショットを撮ることを提案。

ツーショット写真は、歳下の友人のやり方だ。なんとなく俺も良いと思って採用。年齢やキャリアに関係なく良いものを採用する姿勢は大切だな。

 

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この後は家まで送り、最寄り駅でラーメンを食べて解散。久しぶりに女の子とガッツリとデートを楽しんだ。

次会うのはGWだ。 

 

 

次回予告

リバーサイド カフェ スパルタン初の恋愛回での激アツな展開。次回は3回目のデート。ただ現実は甘くはなかった…!!

 

ゾフィーはいつも同じ間違いを繰り返して女の子からの食い付きを下げる、まるで風俗で指名せずに入店するように。

 

「王手飛車取り」「キーパー不在のゴール」この状況で胡座をかくゾフィー。下町ガールの繰り出すクソテストに冷静さを失い一転して不利な状況になるも、まだ魂の炎は消えていなかった!!

ピンチとチャンスは表裏一体!ラストアタックを仕掛けるならこのタイミング!!その時ゾフィーの宣言とは一体!?

 

 

 

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ゾフィー「悲しいけどこれ、戦争なのよね」
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それではまた会おう!!